カテゴリー「95 (年表など)」の記事

2006年1月 1日 (日)

はじめに

 このカテゴリーでは、

(1)年表
(2)ファンクラブ事情
(3)アニメ事情
(4)同人誌事情

などを扱っています。

2006年8月 1日 (火)

年表

(注意1:"作品リスト"としては大幅に省略してあります)
(注意2:"*月"というのは出版物の場合"*月号"の意で、実際の日付と必ずしも一致しません)

昭和25年(1950)
 北海道十勝郡浦幌町に生まれる。
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昭和38年(1963)
 (『うつうつひでお日記』のインタビューで「アイラブ火星人」を観ていたとあるのは「ブラボー火星人(My Favorite Martian アメリカでは1963年から放送)」のことではないかと思われる)

昭和40年(1965)
 高校入学。
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昭和41年(1966)
 (インタビューによれば「ゴジラ」映画の他にTVの「ウルトラQ」も観ていたらしい?)
 高校2年の時、石森章太郎『マンガ家入門』を読む。秋田県の「砂時計」という同人誌に参加。SFを読み始める。

昭和42年(1967)
 高校3年の時、同級生の松久由宇の紹介で"ぐらこん北海道支部"に入会、会誌「ミロ」にコメントを載せる。("ぐらこん"とは、虫プロが発売していた"COM"という月刊マンガ雑誌が全国のアマチュアを組織化していた一種のサークルの名称らしい。"COM"は青林堂の"ガロ"とともに、前衛的なマンガを発表する場になっていたようだが、現在どちらも休刊。)

昭和43年(1968)
 上京し就職。退職して友達の所に居候。
 夏、板井れんたろうのアシスタントに応募、採用される。このころ高田馬場に下宿。

昭和44年(1969)
 アシスタントのかたわら「少年サンデー」や「まんが王」にカットやコママンガを描く。
 11月「リングサイド・クレージー」でデビュー、「まんが王」に毎月作品を発表するようになる。

昭和45年(1970)
 5月、『二日酔いダンディー』の連載を開始。このころ都立家政(武蔵野荘?)に住む。
 夏、板井れんたろうのアシスタントを辞めて独立。
 9月『ざ・色っぷる』連載。(『失踪日記』p.128でみると、この時アシスタントを雇っていたらしい?)
 12月『ラ・バンバ』連載。
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昭和46年(1971)
 このころ上井草に住む。
 6月『エイト・ビート』連載、初めてアシスタントを雇う(注:『吾妻ひでお大全集』の記述による)。
 石森章太郎が原作の『好き!すき!!魔女先生』連載。

昭和47年(1972)
 1月『きまぐれ悟空』連載。このころ大泉へ移る。
 9月『ふたりと5人』連載。

昭和48年(1973)
 結婚。
 初めて青年マンガ(『アニマル・カンパニー』)を連載。

昭和49年(1974)
 5月、初の単行本『ふたりと5人』発売。
 12月『やけくそ天使』連載。

昭和50年(1975)
 1月『おしゃべりラブ』(プリンセス)連載。
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昭和51年(1976)
 10月『みだれモコ』連載。

昭和52年(1977)
 9月『オリンポスのポロン』連載。

昭和53年(1978)
 3月『パラレル狂室』連載。
 7月「吾妻ひでおのメロウな世界」(月刊OUT)、初の特集記事。
 11月『不条理日記』発表。

昭和54年(1979)
 8月星雲賞コミック部門で受賞。
 12月『不条理日記』(奇想天外社)発売。

昭和55年(1980)
 1月『スクラップ学園』連載。
 『SFファンタジア6 マンガ編』(学研)で吾妻作品が紹介される。
 7月 『吾妻ひでお作品集』1~4(奇想天外社)発売開始。
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昭和56年(1981)
 4月『ハイパードール』(マイアニメ)連載。
 7月 『陽射し』(奇想天外社)発売。

昭和57年(1982)
 1月『プリティギャルズ・シリーズ』
(マイアニメ)連載。
 5月『オリンポスのポロン』がTVアニメ化され放送開始。

昭和58年(1983)
 4月『ななこSOS』がTVアニメ化され放送開始。
 5月『魔ジョニア☆いぶ』連載。
 AZICON1(第1回吾妻ひでお大会)開催?

昭和59年(1984)
 12月『ミニティー夜夢』発売。
    『Hideo Collection』1~7(双葉社)発行開始。

昭和60年(1985)
 2月『ぱるぷちゃんの大冒険』発売。
 4月『あめいじんぐマリー』発売。
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昭和61年(1986)
 7月『ななこSOS ななこ&ひでおのイラストーリー』(『ななこSOS 5』(光文社))。

昭和62年(1987)
 5月『UWF流スケバン刑事』(別冊Comic Box 2 セーラー服少女伝説)執筆。

昭和63年(1988)
 6月『ひでおと素子の愛の交換日記 4』に執筆。

平成1年(1989)
 8月『ハンマー・シャーク』(SFマガジン 8月号)発表。
 9月『新・吾妻ひでおの“読書絵日記”』(週刊宝石)発表。
 11月 失踪。

平成2年(1990)
 4月『続・吾妻ひでおの“読書絵日記”』(週刊宝石)発表。
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平成3年(1991)
 7月『バイバイ スクール -学校の七不思議事件-』(講談社)に挿絵を執筆。

平成4年(1992)
 2月『Dr.あじまのどーしました?』(モノ・マガジン)発表。
 4月 失踪。

平成5年(1993)
 2月『ガス屋のガス公』を社内報に発表。
 3月『定本不条理日記』発売。

平成6年(1994)
 (このころ、投稿したが本物の「吾妻ひでお」ではないと誤解された?)
 『美美&亜衣』発売。

平成7年(1995)
 8月『Oh!アヅマ』発売(コシオビに「10年ぶり」の文字)。
 10月『池猫』を『筒井漫画涜本』に発表。
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平成8年(1996)
 3月『アズマニア』(ハヤカワ文庫JA)発売。
 7月『ハヤカワ文庫 夏のブックパーティ'96』に執筆。

平成9年(1997)
 『エイリアン永理』、『クラッシュ奥さん』を執筆。

平成10年(1998)
 9月『クラッシュ奥さん 1』発売。
 12月 入院。

平成11年(1999)
 12月『吾妻ひでおの不自由帖』発売。

平成12年(2000)
 『エイリアン永理』発売。
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平成13年(2001)
 『産直 あづまマガジン 1』発売。

平成14年(2002)
 『クラッシュ奥さん 2』発売。
 『産直 あづまマガジン 2』発売。

平成15年(2003)
 『産直 あづまマガジン 3』発売。

平成16年(2004)
 7月『うつうつひでお日記』執筆開始。

平成17年(2005)
 2月『オリンポスのポロン』(早川書房)発売。
 3月『失踪日記』発売。
   『ななこSOS』(早川書房)発売。
 5月 第34回日本漫画家協会賞大賞受賞。
 12月 第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
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平成18年(2006)
 5月 第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。
 7月 第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門受賞。
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Sissou3*画像は『失踪日記』(2006年5月19日第13刷)のカバーとコシオビ。

2006年8月 2日 (水)

ファンクラブ事情

 この件については『吾妻ひでお大全集(奇想天外社1981年)』に記述があるのだが、この雑誌は遊びで作られたような部分をかなり含んでいるようで、どこまでが真面目(事実)でどこからが冗談なのかあまり判然としない。記録されている当時のクラブには以下のような名称が見られる(順不同)。(追記:雑誌「SFイズム」の記事によれば1983年夏の時点では全国に20から30の組織が存在したという。また、以下の記述には他の出版物を参照し加筆した部分もある。)

(1)大日本吾妻漫画振興会
   (東京。「吾妻ひでおに花束を」(A5版、本文112ページ、限定500部、1部送料とも500円だったらしい)発行。)
(2)知佳舎
   (東京。(1)と同一クラブか。"クルムヘトロジャンの「へろ」"など発行。)
(3)東大吾妻会
   (神奈川県。会誌「キアズマ」発行。)
(4)はあど・しゅ~る新聞社
   (神奈川県。発行部数2500部だったという。)
(5)あじましでお不安倶楽部
   (神奈川県。)
(6)シッポがない
   (京都府。「どこでも会誌」発行。会報「イトミミズ」発行。(追記:スタジオRAMIと共に「吾妻総進撃」(第1回吾妻ひでお大会=AZICON1のオープニングアニメ)を制作したらしい。1983年秋に会長が転居し引退、解散したという。)
(7)大日本吾妻ひでお翼賛会
   (広島県。「うろ~ん」発行。月に1回"暗い青春の会"を開催。別称"全日本吾妻主義者共闘会議"(略称"アジ研(あじましでお研究会)")、下部組織"民聖同盟(民間聖少女愛好同盟)"。「吾妻ひでお氏直々の黙認を受けている唯一の団体」との説明あり。)
(8)吾妻ひでお友の会
   (1971年頃結成。石森ファンクラブのメンバーが中心で、『エイト・ビート』の単行本化を目標に活動してこれを実現したという。)
(9)POCO
   (神奈川県? 1978年、女子高生により結成された。なお「Poco」というのはクラブの名称ではなく、「吾妻ひでおF・C」の会誌の誌名、というのが正しいらしい? その創刊号の表紙には、吾妻ひでお直筆の『美美』の肖像画が用いられていたようだ。)

2006年8月 3日 (木)

アニメ事情

 吾妻マンガはTVアニメ化される以前にも、自主制作映画という形で掌編アニメが何本か作られたようだ。『吾妻ひでお大全集』には『シャン・キャット』のアニメ化が進んでいる事を報じたページがある(p.256。制作:映像企画集団マッドマウス、16ミリカラー、11分。ただ残念ながら完成には至らなかったらしい?)。なお『シャン・キャット』はこれ以前にTVアニメ化の企画もある程度まで進んだのだが頓挫したという(詳細不明)。
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("AZICON OPENING ANIMATION"の登場人物)

35c
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(2009年1月11日付記:
 このアニメ作品に関して、大西秀明氏(「シッポがない」事務局長)から資料を提供して戴くことができました。この記事で使用している画像は全て、氏が所蔵しておられたスチール(背景画の上にセルを置き写真撮影したもの)からおこしています。映画は8ミリで撮られたゆえに不鮮明な箇所もあり大変惜しまれるのですが、その元となったセル画はかように美麗なものであったことが分かります。
17
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 この記事では主に、登場キャラクターと原作たる吾妻マンガのつながりに関し記しています。映画作品それ自体については、別のカテゴリーでより細かい紹介をさせて戴いています。
46b
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 『オールスタァ十三大キャラ 吾妻総進撃』(9分48秒(? 本編のあと、後半にメイキング映像を含む)というのがこのアニメ映画の正式題名かと思われます。画面字幕によれば「制作 スタヂオラミ しっぽがない」。
 題名には「十三大キャラ」とあるのですが、どうも以下のようなキャラクターが顔を見せているようです。

ドンちゃん(太陽夕子『翔べ翔べドンキー』
02
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長万部(アニメ版『ななこSOS』
Mr.ウイ(『ラ、バンバ』他)
01
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ギガゲンゴー(メカ、『ぶらっとバニー』
猫山美亜(『スクラップ学園』
08
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ロボット・ブキミ(巨大、『メチル・メタフィジーク』他)
チョッキン(『チョッキン』
チョッキンの担任(『チョッキン』)
Wさん(担当編集者)
ななこ(『ななこSOS』
絵美(『チョッキン』)
18c
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沖由佳雄
ナハハ(ロボット、『シッコモーロー博士』他)
くぬやろ(『スクラップ学園』?)
12
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三蔵(『チョコレートデリンジャー』
13b
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イトー(『ネムタくん』他)
のた魚(怪戦闘機、『ひでお童話集』他)
ポロン(『オリンポスのポロン』
23b
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アポロン(『オリンポスのポロン』)
ゼウス(『オリンポスのポロン』)
美美(『美美』
犬塚信乃(『贋作ひでお八犬伝』、ほんの一瞬だけれど彼女の胸があらわになるカットがあって、この映画で唯一、ちょっぴりエロティックな場面となっている。)
26b
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(「シベール」の看板)
シャン・キャット(『シャン・キャット』
42b
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ブラックちゃん(『ぶらっとバニー』)
ネコだましのジョー(『シャン・キャット』)
ぱるぷちゃん(『ぱるぷちゃんの大冒険』
45b
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どろろん忍者(『どろろん忍者』
くの一るみ子(『どろろん忍者』)
40b
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新井素子
チョコレート・サンデー(『チョコレート・デリンジャー』)
41b
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モコ(バズーカ砲の少女(『みだれモコ』))
35b
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アーさん(吾妻ひでお自画像)
阿素湖素子(『やけくそ天使』
しっぽくん(大トカゲ、『るなてっく』他)
54b
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 舞台が大阪であるため、かの「くいだおれ人形」(らしい)も、某菓子メーカーの陸上競技選手も、或る役で出演。
 『ふたりと5人』以前の時代の吾妻キャラクターは、残念ながら登場していないようです。
36
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 効果音とBGMのみで、俳優による声のお芝居はほぼ皆無ですが、制作には大変な手間と予算がささげられているものと思われます。

(2009年1月6日付記)
 この映画については葉影立直氏(アニメ化された『TOKIO機動ポリス』や、小説『宇宙船ダイアナ号の叛乱』作者)が当時の事情をご記憶で、いろいろ教えて下さいました。それによると、制作費は会員のカンパと、ポスターやシールの販売利益でまかなわれたそうで、しめて数十万円(このころ新入社員の月収が十万円程だったかと思われる)が投じられているようです。また完成後に当作品は、ゼネプロ(現・株式会社ガイナックス)によりOVA(オリジナルビデオアニメ)化されているとの事でした。
 「スタジオラミ」(吾妻ひでおFC「シッポがない」の会員が、FCとは別に作った自主アニメ製作のサークル)がアニメの原画、動画、背景、撮影、編集などを行い、「シッポがない」の会員がトレスと彩色を担当したそうです。
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(吾妻マンガとアニメ)

 吾妻ひでおはTVアニメもけっこう観ていたのか、自作品のなかでちょっと言及している例がある。1つは『アニマル・カンパニー』の『アルプスの少年とか少女とか』の回(プレイコミック 1974年2月23日号)で、ここでは『アルプスの少女ハイジ』がネタになっている。しかし最も熱が入っていたように感ぜられるのは『女王陛下のプティアンジェ』(1977~1978年に放送)という作品だろう。こちらは『やけくそ天使』の『オレたちには明日があ~る~さ~♪』の回(プレイコミック 1978年4月13日号)で主人公がコスプレ(仮装)をしたりしている。そしてそれにとどまらず、このTVアニメはその後も吾妻マンガに影響を及ぼしている(らしい?)のだ。
Siori1Siori2 どのようないきさつで企画が整い作品が誕生したのかは不明だが、吾妻ひでおは『ハイパードール』(1981年)というシリーズをアニメ雑誌「マイアニメ」に創刊号から連載しており、そのキャラクターデザインはどうも『女王陛下のプティアンジェ』が元ネタになっているらしいことがうかがえる。『ハイパードール』は全9話で終了したようだが、吾妻マンガのなかで特異な位置を占める作品と言えるのではないかと思える(画像は連載当時1981年9月号のふろくであった"しおり"の表と裏)。
Cardcase 『ハイパードール』連載終了の翌年には、「アニメージュ」で『ロリコンキャラのきわめつけ「プティ・アンジェ」』という記事が掲載され(1982年4月号)、吾妻ひでおはヒロインのアンジェと手をつないで踊る自画像を発表していたようだ(実物未確認)。さらにこの号には「児童用 ロリコントランプ」なるふろくが付いていて、吾妻ひでおはそのカードケースのイラストレーションを描いている(画像)。テニスルックの3人はどうもラナ(『未来少年コナン』)・クラリス(『カリオストロの城』)・アンジェ(『女王陛下のプティアンジェ』)らしいのだが、その隣の女学生(? セーラー服の夏用上衣に水玉模様の学生鞄)はアンジェ単独のパロディのようである。
 そんなこんなでアニメ雑誌にも執筆連載するようになった吾妻ひでおだったが、そのあと自作品である『オリンポスのポロン』と『ななこSOS』がそれぞれ1982年、1983年にTVアニメ化され放映されるに至っている。
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(2008年8月10日付記)

 21世紀になってから作られた吾妻アニメとしては、神戸芸術工科大学の学生たちによる実習作品『ななこSOS ネコの首風雲録』が存在するようだ。

2006年8月 4日 (金)

同人誌事情

 吾妻ひでおが寄稿した同人誌には以下のようなものがあるらしい(ファンの発行したファンジンを除く)。

(1)砂時計
 秋田県の同人誌。「作品は1本の半分を発表した」(『吾妻ひでお大全集』インタビューより)とのこと。
(2)ミロ
 北海道ぐらこんの会誌。作品の発表はなく、コメントのみ載ったらしい。
(3)鏡
 バンパイアクラブ(参加者名の他は、詳細がよく分からない)の会誌。No.1、2、5に作品発表したらしい。
(4)赤いバラ
 バンパイアクラブの肉筆回覧誌(印刷物ではなく生原稿をファイルしたものの事で、コピーが普及する前の時代にはこうした方法がとられていた)。表紙を描いたりしたという。
(5)ALICE
 「無気力プロ」がファンサービスとして発行したもの。
(6)ミャアちゃん官能写真集
(7)シベール
 VOL.1の奥付は1979年4月8日、定価300円だったようだ。

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